文系出身者の建築構造計算 GenS Weblog

建築構造計算に関する情報 と 文系出身のGenSが極めて私見を綴ったWeblogです。たまに趣味ネタも書いてます。


長周期地震動の作成に関して

これまで他人の言葉をここに載せることはなかったが,構造技術だけでなく解析やプログラミング技術にも非常に長けた友人から,「長周期地震動の作成が出来たっぽい」と聞いたので,彼の了承の元,ここに載せてみる。残念ながら私には概念的な理解はできるが,手の動くことじゃない(>_<)。

長周期地震動を作成するのに苦労したが,自分なりに工夫してやってみた。
振幅スペクトルと群遅延時間は提供されているファイルでは,代表的な振動数ごとの値のみ与えられている。構造計画研究所のArteqでは振幅スペクトルは問題なく入力できるが,群遅延時間の元になる位相差分に関しては,フーリエ逆変換で時間領域に返してやるのに少なくとも時刻歴領域におけるデータ数(=継続時間/時間刻み)の1/2の数のデータを振動数領域で用意(補間)してやらねばならないようだ。

しかも,Arteqは位相を元々内装されていない方法で与えるには時刻歴地震動から読み込ませるしかなさそうだから,私は事前に補間計算した位相差分スペクトルを作成し,フーリエ逆変換で一旦時刻歴の波形を作成してから,それをArteqに再度読み込ませて振幅スペクトルと掛け合わせた。

特殊な(手間な)方法で計算しているが,エリア9(大阪)の代表波を再現できるかどうか試算してみたところ,そこそこ出来たっぽいので,まぁ間違ってはないんだろうと思ってる。以上


「なるほど」とか「それは違うんじゃない?」とか「私はこうしてるよ」とか,ここを訪れた方々に意見を求む!

気軽にコメント残して欲しい。m(_ _)m

長周期地震動に関する情報 その2

年内の義務化はないが,既にJSSI性能評価委員会では,長周期地震動の影響について何らかの見解を求めているらしい。

そして,都市部に建つ耐震超高層の制震化が主たる目的にどうも間違いなさそう。

改修を強制はしないが,診断結果の公表は行う方針らしい。
ということは,診断費用は国の負担で、改修費用は施主負担になるのか?
結局は賃料の値上げで改修費を賄うから,利用者負担になるんだろうな。

また,緊急時の輸送道路に指定されている道路両脇に建つ耐震超高層が最大のターゲットだって噂です。

長周期地震動に関する情報

国土交通省は,平成23年度 建築基準整備促進事業の事業主体の追加募集を,今月13日に発表した。

調査事項は,「超高層建築物等への長周期地震動の影響に関する検討」である。

期間は平成24年3月までだから,今年度中に長周期地震動の検討が義務化されることはない。

学識経験者から聞いたところでは,このたびの東日本大震災をうけて,昨年末のパブコメに示されたスペクトルではエネルギーが小さいと考えているようで,より長周期側が増幅されることになるだろうとのことである。

長周期地震動

今頃になって,昨年12月21日に国交省から出たパブリックコメント「超高層建築物等における長周期地震動への対策試案について」を読んでいます。

友達やら知り合いにも「どう思う?」「何か準備してる?」って聞いたりもしてます。

返ってくる答えは,「今は様子見」から「地震波作成の準備中」まで様々ですが,パブリコが出た以上,形はどうであれ義務化されることは間違いありません。

私が今一番気にしてるのは,既存建築物に対する適用の方ですね。

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