クルマにも主治医が必要です
私のTAHOE君みたいに，中途半端に古い並行輸入のアメ車には特にですね。
私は，車の整備を依頼するのも人と人との関わりだから，心が通い合う関係が大切だと思います。
マニュアルどおりの応対しか期待できない店で一見さん扱いされる関係より，「こうしたい，ああしたい」という思いを伝えて，「じゃあこうすればいいよ」「それはやめときな」って，ちゃんとアドバイスしてくれる店（人）に整備してもらうべきだと思います。
私と主治医の素敵？な関係と，GenS的アメ車との付き合い方についてお話します。
私は，車の整備を依頼するのも人と人との関わりだから，心が通い合う関係が大切だと思います。
マニュアルどおりの応対しか期待できない店で一見さん扱いされる関係より，「こうしたい，ああしたい」という思いを伝えて，「じゃあこうすればいいよ」「それはやめときな」って，ちゃんとアドバイスしてくれる店（人）に整備してもらうべきだと思います。
私と主治医の素敵？な関係と，GenS的アメ車との付き合い方についてお話します。
TAHOE君みたいに中途半端に古い並行輸入のアメ車の場合，ディーラーなんて元々ありませんから，GM車の正規ディーラーに持って行っても並行輸入車という理由で断られます。
「買った店で診てもらえば済むことじゃん！」って思うでしょ？
それじゃ駄目なんです。
駄目って意味は，私には費用がかさみすぎて無理って意味です。
確かにアメ車販売店で「修理は出来ません」なんて言ってる店はありません。
でも，安心して（特に費用面で）整備をお願いできるか否かは別なんです。
私に言わせれば，多くのアメ車専門店は，あくまでも「車両販売」がメインで，「整備も出来る」というところがほとんどです。その修理の内容といえば，純正部品の交換程度です。
単なる交換じゃなくて，原因を突き止めて修理したり加工したり，純正部品の脆弱なところに対策を施した社外良品にも精通してるところなんて，国内には皆無と言っていいと思います。
なぜ純正部品か？といえば，修理後のクレームを避けるだけでなく，定価で売れるから部品代でも設けられるからです。
社外品＝粗悪品と言って純正部品しか取り扱わない，持込部品での修理を請けないって店には，私は整備をお願いできません。
すぐに高い整備費用に疲れ果てて，せっかくの愛車を手放してしまうのがオチだからです。
だから私は，最初から購入店での整備を期待してないので，車両の良し悪しだけで購入店を選び，それがたまたま関東のお店だったんで陸送してもらいました。
だから購入店とは納車後の付き合いは一切ありません。「保証は要らない」と言って値引きしてもらいましたしね。
（ちなみに値段は，軽四程度ですから贅沢な買い物だとは思っていません）
だけど，地元の修理工場に知り合いもいませんし，これまでの国産車はみんなディーラー任せでしたから，納車後すぐに修理工場探しを始めました。
「こいつのオイル換えてくれる？」って聞いて，少し話せば何となく技量やら人柄はわかるものです。
理想はエンジン音を聞いただけで走行距離を言い当てるようなベテラン頑固親父が居る街の小さな修理工場ですね。
TAHOE君の主治医は，こうして何軒か回って巡り合った人です。
頑固ってわけではないですし，歳も私とあまりかわりませんが，何より「出来ないことは出来ない」とハッキリ言ってくださるところなんかは理想的でした。
そんなこんなで昨年末に，私がTAHOE君のオーナーになって三度目の継続車検を受けました。
TAHOE君は自家用貨物車登録の1No.なので車検は毎年です。
昨年はほとんど整備なしで検査だけ通したので，エンジンオイルを除く油脂類は購入時から一度も換えてませんし，リアブレーキの電車のような鳴きの対処もしたいので，昨年末は金もないのに結構フルコースの整備となりました。
�〜宛絅屮譟璽�のオーバーホール
�∋膤粟�で焼けてしまって白く濁ったヘッドライトの交換（中古品）
（なんと照度不足で車検に通らなかった）
�Ａ缶�脂類＆フィルターの交換
LLC（冷却液）の全量交換
フロントデフオイル交換
トランスファーオイル交換
エンジンオイル＆エレメント交換
ATF＆ATフィルター交換（オイルパン脱着）
リアデフオイル交換（デフカバー脱着）
パワステフルード交換
ブレーキフルード交換
燃料フィルター交換
各部のグリスアップ
�で確船櫂鵐廛螢譟叱魎�
��12ヶ法定点検一式
フロントブレーキは，パッドだけでなくキャリパーシールやボルトブッシュも交換して完璧にＯＨしました。
リアブレーキは，ドラム自体はそのままですが，シューとホイールシリンダーおよびショートパーツも交換してリフレッシュ。みんなが振り向くあの電車のような鳴きも対策を施して収まりました。
もちろん効きも申し分ありません。「アメ車はブレーキが効かない」なんてよく耳にしますが，あれは絶対ウソです。きちんと整備すればしっかりした効きを維持できますよ。
油脂類とフィルター関係はすべて交換しました。
ヘッドライトは，状態のよい中古品に交換して明るさを取り戻しました。
普通これだけの整備を行えば，工賃だけで10万コースですし，油脂類と部品代だけでも10万は下りません。でも実際には，検査費用や代行手数料等すべて合わせても10万円代前半で収まっています（法定費用を除く）。
ATフィルターを交換するにはオイルパンを脱着する必要がありますし，リアデフにドレインボルトがないので，こちらもデフカバーの脱着が必要です。この時点でオート○ックスのような量販店では請けてもらえません。
かといって「アメ車専門」なんて看板を掲げる店に出せば，結構な工賃と定価の純正部品代金を支払うことになります。
無知な客だと頼みもしてない部品も交換されて，後で請求書を見て目をむくことになります。
それは何も悪徳業者って意味ではなく，10年を超える古い車両ならいくらでも修理箇所はありますから，自分で整備の順序を考えない客に対しては，後でクレームの原因にならないように，店側としても予防整備的にならざるをえませんからね。
主治医の店は，スズキの看板を掲げる普通の街の修理工場です。特にアメ車を得意とするわけではなく，主に法人のトラック等の整備を多くなさっています。だから主治医の目には小さなトラックくらいにしか見えていないみたいです。
だから，輸入車という理由だけで工賃を高くとるようなことは一切なく，国産車と同じ料金体系というか結構どんぶり勘定です。
ただ，部品の手配は一切してくれないので，私が自己責任で調達して持ち込む必要があります。おかげで部品代が安く済みますし，随分詳しくもなりました。個人輸入も今では慣れたものです。
私の発注間違いや店側の配送ミスで部品に不適合があったことは一度もありません。
私がTAHOE君に乗っていられるのは，持込部品でも快く診てくれる主治医のおかげだと感謝してるんです。
部品代では一切稼いでいただけないのに，いつも良心的な工賃で整備を請けていただけるから，私でも好きなアメ車を維持できるんです。
お独りでされてるから，フラっと行ってオイル交換なんてまず出来ません。たいてい「今は忙しいから今度な」って追い返されます。
「じゃ都合のいいときに電話ください」と言っても，電話がかかってきた試しがありません（笑）。結局何度か電話したり，近くを通ったときに寄ったりして，一ヵ月後ってことが多いですかね。
ちっとも営業熱心じゃないというか，客と思われてないのか，いつもこんな調子です。
こないだなんて，結局はイグニッションコイルのパンクが原因だったんですが，「エンジンがかからないから積載車で引き取って修理して欲しい」って頼んだら，原因になりそうな箇所と確認方法を教えてくれるだけで，一向に「うん」とは言ってくれません。
要するに「不動車を俺の店に持ち込むな！」「動くようにしてから持って来い！」ってことみたいです（笑）。
「そんなご無体なぁ〜，動かないから助けてって頼んでるのに，動くようにしてから来いなんて，勘弁してくださいよう」って心の中で叫んでたら，「あんたなら出来る！頑張れ！」って言われましたからね（笑）。
世の中そんなに甘くないってことですかね。
でも主治医としては，たとえ引き取っても部品調達が出来ないので，結局私の部品手配待ちになることが目に見えてるし，その間不動車を停めておく場所もありません。それに私に余計な費用をかけさせまいという配慮も見えるので，別に腹は立ちません。
結局，博打のような部品交換で事無きを得た話は過去のブログにも記しています。
金銭的に余裕のある方は，購入店や専門店に全部任せればいいでしょう。
自分では何もしなくて済む代わりに，相応の費用を覚悟しなければなりません。
それが「アメ車はもう懲り懲り」という巷の噂の原因のひとつのように思います。
「こんなにかかるんなら国産車に乗り換えようかな」ってことになるんですね。
すべての専門店がそうだとは言いませんが，ちょっと足元を見たような工賃と，定価（法外？）で売れる純正部品だけで修理しようとする店が多すぎます。
ディーラー気取りなのかもしれませんし，確かに社外部品には粗悪な物も多いのは事実ですが，本国には目移りするほど部品があって，しかも純正品のウィークポイントを強化した良品も驚くほど安価で売られています。なのに日本ではほぼ純正部品しか流通がなく，なんで本国の二倍も三倍もの値段で買わなくちゃいけないの？って思います。
「アメ車はよく壊れる」「アメ車は金がかかる」って噂の元は，販売店側にもその責任の一端があるように思います。
アメ車を取り巻く日本の環境はこんな感じなので，そこで愛車を安く維持するために出した私の結論は・・・
「新車で輸入された中古車を買う（中古並行輸入車は避ける）」
「メカに詳しくなって出来るだけ自分で整備する」
「修理部品は自己責任で調達する」
「持込部品でも整備してくれる主治医を見つける」
って結論でした。
60年代のマッスルカー等をお考えの方は，もはやクラシックカーの域だから私とは価値観も予算も違うでしょうし，最近のキャデラックやハマーとか300Cなんかをお考えの方も，きっと私よりウンとお金持ちだと思いますから，私みたいな貧乏臭いクルマとの付き合い方ではないでしょう。
だけど，ちょっと古いアメ車なら誰にでも安く買って安く維持できると思います。
それを可能にするか否かの別れ道が，主治医の存在だと思うんです。
それから，オーナー自身が愛車の状態を常に把握しておくことが，未然にトラブルを防ぎ，不意の故障による無駄な出費を抑え，永く愛車と付き合ってゆくうえで大切だと思います。
以下に，私がよく利用する部品の通販サイトをご紹介します。
ともに間違った部品を送ってくるようなトラブルはまったくありませんでした。
修理部品なら，ロックオートをお勧めします。
これまでに一度もトラブルはありませんでしたし，FeDex便で空輸するためヤマトや佐川と同様に配送状況の追跡も出来ますし，早ければ中三日で届きます。もう国内の通信販売と変わりません。
何より，「こんな物まであるのかぁ〜」と溜息が出るほどの品数と，送料までネット上で確認できる安心感が最大の魅力です。
チューニング部品のような品物は扱っていませんが，車両を維持するための修理部品の購入ならここが一番安くてお勧めですね。
チューニング部品なら，やっぱりサミットレーシングでしょう。
外国への発送には別途ハンドリングチャージ（25＄）がかかることと，注文時に送料がわからないことがデメリットですが，単なる修理部品ではなくチューニング部品をお望みならここですね。贈られてくるカタログを見てるだけでワクワクします。
それでは，愛車との素敵な出会いと末永いお付き合いをお祈りいたします。
ここまで長々と書いて気づきました。
私自身には主治医と呼べる人がいません。
しかも暫く健康診断も受けてません。
TAHOE君と同様，中途半端に古いのにメンテナンスらしきことは何もしてません。
特に最近はアルコール燃費も悪いですから，主治医を見つけてよく診てもらおうと思います。
皆様も季節柄どうぞご自愛ください。
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「買った店で診てもらえば済むことじゃん！」って思うでしょ？
それじゃ駄目なんです。
駄目って意味は，私には費用がかさみすぎて無理って意味です。
確かにアメ車販売店で「修理は出来ません」なんて言ってる店はありません。
でも，安心して（特に費用面で）整備をお願いできるか否かは別なんです。
私に言わせれば，多くのアメ車専門店は，あくまでも「車両販売」がメインで，「整備も出来る」というところがほとんどです。その修理の内容といえば，純正部品の交換程度です。
単なる交換じゃなくて，原因を突き止めて修理したり加工したり，純正部品の脆弱なところに対策を施した社外良品にも精通してるところなんて，国内には皆無と言っていいと思います。
なぜ純正部品か？といえば，修理後のクレームを避けるだけでなく，定価で売れるから部品代でも設けられるからです。
社外品＝粗悪品と言って純正部品しか取り扱わない，持込部品での修理を請けないって店には，私は整備をお願いできません。
すぐに高い整備費用に疲れ果てて，せっかくの愛車を手放してしまうのがオチだからです。
だから私は，最初から購入店での整備を期待してないので，車両の良し悪しだけで購入店を選び，それがたまたま関東のお店だったんで陸送してもらいました。
だから購入店とは納車後の付き合いは一切ありません。「保証は要らない」と言って値引きしてもらいましたしね。
（ちなみに値段は，軽四程度ですから贅沢な買い物だとは思っていません）
だけど，地元の修理工場に知り合いもいませんし，これまでの国産車はみんなディーラー任せでしたから，納車後すぐに修理工場探しを始めました。
「こいつのオイル換えてくれる？」って聞いて，少し話せば何となく技量やら人柄はわかるものです。
理想はエンジン音を聞いただけで走行距離を言い当てるようなベテラン頑固親父が居る街の小さな修理工場ですね。
TAHOE君の主治医は，こうして何軒か回って巡り合った人です。
頑固ってわけではないですし，歳も私とあまりかわりませんが，何より「出来ないことは出来ない」とハッキリ言ってくださるところなんかは理想的でした。
そんなこんなで昨年末に，私がTAHOE君のオーナーになって三度目の継続車検を受けました。
TAHOE君は自家用貨物車登録の1No.なので車検は毎年です。
昨年はほとんど整備なしで検査だけ通したので，エンジンオイルを除く油脂類は購入時から一度も換えてませんし，リアブレーキの電車のような鳴きの対処もしたいので，昨年末は金もないのに結構フルコースの整備となりました。
�〜宛絅屮譟璽�のオーバーホール
�∋膤粟�で焼けてしまって白く濁ったヘッドライトの交換（中古品）
（なんと照度不足で車検に通らなかった）
�Ａ缶�脂類＆フィルターの交換
LLC（冷却液）の全量交換
フロントデフオイル交換
トランスファーオイル交換
エンジンオイル＆エレメント交換
ATF＆ATフィルター交換（オイルパン脱着）
リアデフオイル交換（デフカバー脱着）
パワステフルード交換
ブレーキフルード交換
燃料フィルター交換
各部のグリスアップ
�で確船櫂鵐廛螢譟叱魎�
��12ヶ法定点検一式
フロントブレーキは，パッドだけでなくキャリパーシールやボルトブッシュも交換して完璧にＯＨしました。
リアブレーキは，ドラム自体はそのままですが，シューとホイールシリンダーおよびショートパーツも交換してリフレッシュ。みんなが振り向くあの電車のような鳴きも対策を施して収まりました。
もちろん効きも申し分ありません。「アメ車はブレーキが効かない」なんてよく耳にしますが，あれは絶対ウソです。きちんと整備すればしっかりした効きを維持できますよ。
油脂類とフィルター関係はすべて交換しました。
ヘッドライトは，状態のよい中古品に交換して明るさを取り戻しました。
普通これだけの整備を行えば，工賃だけで10万コースですし，油脂類と部品代だけでも10万は下りません。でも実際には，検査費用や代行手数料等すべて合わせても10万円代前半で収まっています（法定費用を除く）。
ATフィルターを交換するにはオイルパンを脱着する必要がありますし，リアデフにドレインボルトがないので，こちらもデフカバーの脱着が必要です。この時点でオート○ックスのような量販店では請けてもらえません。
かといって「アメ車専門」なんて看板を掲げる店に出せば，結構な工賃と定価の純正部品代金を支払うことになります。
無知な客だと頼みもしてない部品も交換されて，後で請求書を見て目をむくことになります。
それは何も悪徳業者って意味ではなく，10年を超える古い車両ならいくらでも修理箇所はありますから，自分で整備の順序を考えない客に対しては，後でクレームの原因にならないように，店側としても予防整備的にならざるをえませんからね。
主治医の店は，スズキの看板を掲げる普通の街の修理工場です。特にアメ車を得意とするわけではなく，主に法人のトラック等の整備を多くなさっています。だから主治医の目には小さなトラックくらいにしか見えていないみたいです。
だから，輸入車という理由だけで工賃を高くとるようなことは一切なく，国産車と同じ料金体系というか結構どんぶり勘定です。
ただ，部品の手配は一切してくれないので，私が自己責任で調達して持ち込む必要があります。おかげで部品代が安く済みますし，随分詳しくもなりました。個人輸入も今では慣れたものです。
私の発注間違いや店側の配送ミスで部品に不適合があったことは一度もありません。
私がTAHOE君に乗っていられるのは，持込部品でも快く診てくれる主治医のおかげだと感謝してるんです。
部品代では一切稼いでいただけないのに，いつも良心的な工賃で整備を請けていただけるから，私でも好きなアメ車を維持できるんです。
お独りでされてるから，フラっと行ってオイル交換なんてまず出来ません。たいてい「今は忙しいから今度な」って追い返されます。
「じゃ都合のいいときに電話ください」と言っても，電話がかかってきた試しがありません（笑）。結局何度か電話したり，近くを通ったときに寄ったりして，一ヵ月後ってことが多いですかね。
ちっとも営業熱心じゃないというか，客と思われてないのか，いつもこんな調子です。
こないだなんて，結局はイグニッションコイルのパンクが原因だったんですが，「エンジンがかからないから積載車で引き取って修理して欲しい」って頼んだら，原因になりそうな箇所と確認方法を教えてくれるだけで，一向に「うん」とは言ってくれません。
要するに「不動車を俺の店に持ち込むな！」「動くようにしてから持って来い！」ってことみたいです（笑）。
「そんなご無体なぁ〜，動かないから助けてって頼んでるのに，動くようにしてから来いなんて，勘弁してくださいよう」って心の中で叫んでたら，「あんたなら出来る！頑張れ！」って言われましたからね（笑）。
世の中そんなに甘くないってことですかね。
でも主治医としては，たとえ引き取っても部品調達が出来ないので，結局私の部品手配待ちになることが目に見えてるし，その間不動車を停めておく場所もありません。それに私に余計な費用をかけさせまいという配慮も見えるので，別に腹は立ちません。
結局，博打のような部品交換で事無きを得た話は過去のブログにも記しています。
金銭的に余裕のある方は，購入店や専門店に全部任せればいいでしょう。
自分では何もしなくて済む代わりに，相応の費用を覚悟しなければなりません。
それが「アメ車はもう懲り懲り」という巷の噂の原因のひとつのように思います。
「こんなにかかるんなら国産車に乗り換えようかな」ってことになるんですね。
すべての専門店がそうだとは言いませんが，ちょっと足元を見たような工賃と，定価（法外？）で売れる純正部品だけで修理しようとする店が多すぎます。
ディーラー気取りなのかもしれませんし，確かに社外部品には粗悪な物も多いのは事実ですが，本国には目移りするほど部品があって，しかも純正品のウィークポイントを強化した良品も驚くほど安価で売られています。なのに日本ではほぼ純正部品しか流通がなく，なんで本国の二倍も三倍もの値段で買わなくちゃいけないの？って思います。
「アメ車はよく壊れる」「アメ車は金がかかる」って噂の元は，販売店側にもその責任の一端があるように思います。
アメ車を取り巻く日本の環境はこんな感じなので，そこで愛車を安く維持するために出した私の結論は・・・
「新車で輸入された中古車を買う（中古並行輸入車は避ける）」
「メカに詳しくなって出来るだけ自分で整備する」
「修理部品は自己責任で調達する」
「持込部品でも整備してくれる主治医を見つける」
って結論でした。
60年代のマッスルカー等をお考えの方は，もはやクラシックカーの域だから私とは価値観も予算も違うでしょうし，最近のキャデラックやハマーとか300Cなんかをお考えの方も，きっと私よりウンとお金持ちだと思いますから，私みたいな貧乏臭いクルマとの付き合い方ではないでしょう。
だけど，ちょっと古いアメ車なら誰にでも安く買って安く維持できると思います。
それを可能にするか否かの別れ道が，主治医の存在だと思うんです。
それから，オーナー自身が愛車の状態を常に把握しておくことが，未然にトラブルを防ぎ，不意の故障による無駄な出費を抑え，永く愛車と付き合ってゆくうえで大切だと思います。
以下に，私がよく利用する部品の通販サイトをご紹介します。
ともに間違った部品を送ってくるようなトラブルはまったくありませんでした。
修理部品なら，ロックオートをお勧めします。
これまでに一度もトラブルはありませんでしたし，FeDex便で空輸するためヤマトや佐川と同様に配送状況の追跡も出来ますし，早ければ中三日で届きます。もう国内の通信販売と変わりません。
何より，「こんな物まであるのかぁ〜」と溜息が出るほどの品数と，送料までネット上で確認できる安心感が最大の魅力です。
チューニング部品のような品物は扱っていませんが，車両を維持するための修理部品の購入ならここが一番安くてお勧めですね。
チューニング部品なら，やっぱりサミットレーシングでしょう。
外国への発送には別途ハンドリングチャージ（25＄）がかかることと，注文時に送料がわからないことがデメリットですが，単なる修理部品ではなくチューニング部品をお望みならここですね。贈られてくるカタログを見てるだけでワクワクします。
それでは，愛車との素敵な出会いと末永いお付き合いをお祈りいたします。
ここまで長々と書いて気づきました。
私自身には主治医と呼べる人がいません。
しかも暫く健康診断も受けてません。
TAHOE君と同様，中途半端に古いのにメンテナンスらしきことは何もしてません。
特に最近はアルコール燃費も悪いですから，主治医を見つけてよく診てもらおうと思います。
皆様も季節柄どうぞご自愛ください。
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